潜在意識の書き換え例
潜在意識の書き換え例を公開。うつやパニック、対人関係の悩みから解放され、本来の自分を取り戻した方々の真実の記録です。心理学の枠を超えた「心の変容」の過程をセラピストが綴ります。
ヒプノセラピー(催眠療法)の年齢退行療法は、人格形成の段階で作られた幼児期のトラウマを解放することにより、対人恐怖症、適応障害、不安症、パニック障害、うつ症状、過食症などの症状を改善へと導きます。
心の問題は無意識の反応によるものです。自分でも意識していない心のネガティブな反応は、潜在意識の奥に抑圧されている感情によるものです。それらの感情を催眠療法の専門家と共に解放することで、心の平安、安心を取り戻すことができるのです。実際の変容の記録をご覧ください。
潜在意識が変容した瞬間の記録(事例集)
※プライバシー保護のため、年齢、性別、ご相談の詳細については、内容の一部を変更して掲載しておりますが、セッションの内容は真実に基づいています。
また、複数の方々が想起する類似した記憶の場面、いわば「よく出てくる記憶の場面」もここに紹介しています。その場合は複数のクライアントのセッションを統合した構成として掲載しています。
事例1:人目が気になる人生から、本当の自分と出会うまで
相談内容とセラピストの視点
40代男性。もともと対人関係に苦手意識をお持ちでした。部署替えがあってからは仕事でプレゼンなどもこなさなければならない状況ですが、過緊張のため、いつも失敗してしまうとのことです。特に苦手な上司に対しては症状が強く現れ、目を合わせることもできないということで、「失敗しないか」といつも不安を感じておられました。
セラピーの当初も緊張されているご様子でしたが、ご自分の専門分野についてなどはとても饒舌にお話しくださり、この内面を外にうまく出せれば、周りの評価もかなり変化するのではないかと感じられました。
年齢退行で見えた「あの時」の記憶
年齢をさかのぼって記憶を呼び出してみると、幼稚園でのお遊戯会の場面が現れました。幕が上がったその瞬間、びっくりするほどたくさんの人の顔が並んでいるのを見て怖くなり、思わず舞台の端へと走り出して隠れてしまったのです。そこへ母親がやって来て、カンカンに怒って「なにやってるの!」「どうしてみんなと同じにできないの!?」と怒鳴り、家に帰っても口をきいてくれなかったという記憶でした。
学びと解放のプロセス
幕が開いた瞬間にたくさんの顔が並んでいたら誰でも驚きます。その視線が一斉にこちらに向けば大人でも怖いし、緊張するのは当たり前です。自分を守るために舞台の袖に走って逃げたことは、幼い自分にとっては賢明な判断であり、何も間違っていませんでした。
しかしこの体験から、「人前で上手くできないと自分には価値がない」と強く思い込み、「上手くやらなければ」と過剰に緊張するようになったようです。セラピーで子供時代の自分を抱きしめることで、「うまく出来なくてもいい」と心から自分を許すことができました。
母親にとっても初めての子育てはわからないことばかりで、思い通りにならないといつも追いつめられていたのかもしれません。帰宅後も口を利かないのは大人げない行動ではありますが、気持ちの切り替えが難しく、母親自身が苦しんでいたことも理解できました。
セラピー後、幼い自分が「上手くやらなければ」と言い出す時は、「別にできなくても何かが大きく変わることはない」と自分に語り掛けることで、気負いがなくなりました。「人前での出来不出来で価値は変わらない」と思えたことで、今は誰も見ていないところで「確かなもの」を身に付ける「自分づくり」として、筋トレや仕事に前向きに取り組まれています。
事例2:安全な「心の聖域」を創り、パニック症状から解放されるまで
相談内容とセラピストの視点
30代女性。外出すると気分が悪くなったり、電車の中で動悸がしたり、なぜか息苦しくなるというご相談でした。原因不明の不調が続くため、人混みが不安で、一人で外出することができなくなっていました。
お話を伺う中で、親子関係での確執があり、進路もすべて親が決めてきたという自由のない過去が見えてきました。10代からパニック症状はあったとのこと。人間関係は反応的で感情の乏しさも見受けられましたが、仕事や好きなことについては語ってくださいます。しかし、心は満たされる思いがなく、充足感が感じられないご様子でした。
年齢退行で見えた「あの時」の記憶
催眠に入ると、母の実家へ、母と、兄と一緒に行った時の場面が想起されました。自分だけ祖母に預けられ、二人が自分を置いて帰ってしまう場面です。追いかけても追いつかず、叫んでも振り向いてくれずに車で行ってしまう…。小さな自分は「捨てられた」と思って大泣きしていました。
(現在は、ご主人が出かける時も「事故に遭って帰らないのではないか」「突然亡くなったらどうしよう」と不安になることがあるそうで、この記憶の場面にある「自分は一人になるのではないか」「もう会えないのではないか」という不安と深く通じていると感じられました。)
学びと解放のプロセス
セラピーでは、分離不安によるパニック症状改善のため、心の中に「安全地帯」を作り、アンカリング(スイッチ)を行うことで、落ち着きを取り戻す仕組みを構築しました。子供時代の自分を抱きしめることで、「自分は一人ではない」という感覚を心身に浸透させていきました。
催眠に入るたびに安全地帯に入ったり出たりするセッションを繰り返すことで、外出時に不安が襲ってきても、ご自身でリラックス状態を取り戻せるようになりました。
この「心のスイッチ」の切り替えにより、短い距離から少しずつ、以前のように電車に乗れるようになっています。「自分をコントロールできている」という確信が潜在意識に深く刻まれた、素晴らしい結果と言えます。
事例3:自分を封じ込めた日々を終え、インナーチャイルドと共に歩く人生へ
相談内容とセラピストの視点
40代女性。人に気を使いすぎて疲れてしまうというご相談でした。自己肯定ができず、人間関係では「自分はこの場にいない方がいいのでは」と感じることが多いといいます。仕事の処理能力は高く、その場に馴染むのも長けていらっしゃいますが、深い親密な関係は苦手のように見受けられ、心の内は葛藤が多く、離婚歴がありました。ご両親との愛着形成に問題があり、長く連絡を取っていない状況でした。
年齢退行で見えた「あの時」の記憶
両親の夫婦喧嘩が始まると、いつも部屋にこもって泣いていた記憶が現れました。小学校2年生のある日、両親の前に座らされ「離婚するから、父か母か、どちらにつくか選べ」と言われたのです。本当は父と暮らしたかったけど、そう言うと母に悪いと思った彼女は「お母さん」と答えました。その瞬間、お父様に対して猛烈な罪悪感が湧き上がりました。どちらを言っても誰かを傷つける。子供の心には耐えがたいほどの重荷でした。
学びと解放のプロセス
セラピーでは、親の勝手な都合で残酷な選択を迫られた当時の自分を救い出していきました。最初は頑なだった小さな自分も、対話を続けるうちにやっと心を開いてくれました。「誰も助けてくれない」と思っていた世界で、大人の自分が助けに来てくれたことに気づけたことが大きな転機となりました。
家庭環境を生き抜くために身につけた「高い能力」や、自分を守るための「心の壁」。それらはかつての彼女を守るために必要だった武器でした。セラピー後はチャイルドとの対話が始まり、毎週チャイルドが好きなものを買ってあげるなど、自分を愛する方法を実践されています。
「翻弄される人生」から「自分が舵を取る人生」へとシフトし、本来の高い能力を生かして新しい勉強も始められました。
事例4:母の承認という「鎖」を解き、自分の人生を生きる許可を下ろすまで
相談内容とセラピストの視点
50代女性。職場では世話焼きで頼られる存在でしたが、苦手な年配女性から嫌味を言われるたび、まるで「母の言葉」のように聞こえて強いストレスを感じていました。ひどい時は過呼吸になることも。明るく聡明な接客のプロといった印象でしたが、その心の内には親に対する怒りと、強い承認欲求を抱えていらっしゃいました。
年齢退行で見えた「あの時」の記憶
公園で子供たちが遊ぶ傍らで、母が「男の子がよかったのよね」と友達のお母さんに話しているのが聞こえてきました。「本人に聞こえるわよ」と言われても特に気にしていない母の様子。その後生まれた弟はとても可愛がられましたが、彼女は一度も褒められることがありませんでした。
学びと解放のプロセス
セラピーで傷ついた自分と対面し、彼女は初めて「自分が可哀そうだった」と涙を流しました。弱さを認めると前に進めないと思い、ずっと蓋をしてきたのです。母を許せない気持ちの裏側にあった「認められたい、愛されたい」という純粋な執着を認めることができたとき、不思議ともう母の承認は必要ないと感じられました。
「母に人生を邪魔されていた」のではなく、自分から母に人生の舵を預けに行っていたのだと気づき、気持ちが驚くほど楽になられました。自分自身で自分を許し、自分の人生を生きていいという「許可」を得たことで、職場の悩みも次第に解消へと向かっています。
事例5:高圧的な父の咆哮と「心の壁」:怯えていた記憶を書き換える
相談内容とセラピストの視点
30代女性。慢性的な不安と、人間関係での過度な気遣いにより疲弊されていました。仕事から帰るとぐったりして寝つきも悪く、疲労困憊の状態でした。高圧的な父と従属する母という家庭の構図で、幼い頃から安らぎを感じることができず、心のどこかでずっと怯えながら生活してこられたご様子でした。
年齢退行で見えた「あの時」の記憶
想起されたのは子供会のバス旅行の場面でした。トイレ休憩に寄ったサービスエリアで、足の悪い母を気遣いながら歩いていたため、バスに戻るのが遅れてしまいました。バスの中で待っていた父は、二人が戻るなり「お前たち、何やってるんだ!みんなを待たせて、謝れ!」と大声で怒鳴りつけました。楽しいはずの旅行が一瞬で地獄の時間に変わった、あまりに悲しい記憶です。
学びと解放のプロセス
恐怖に震える小さな自分を抱きしめることで、彼女は「守ってくれる存在」を自分の中に初めて実感できました。そして理解できたのは、父の抱える恐怖でした。気の小さな父は、自分の家族のせいで遅れているというバツの悪さに耐えられず、家族を守るどころか、自分の家族を外から攻撃する側に回ることで必死に自分を守っていたのです。あの時、実は自分以上に父は怯えていたのだと理解できました。
生き抜くために作った「心の壁」は、今の彼女にはもう必要ありません。すでに素敵なご主人もいて、インナーチャイルドと共に歩んでいる今の彼女は、もう孤独ではないからです。その後、好きな「猫」や「イラスト」に関心が向くようなワークを重ねることで、不安に支配される時間は劇的に減少しました。
次は、あなたの物語を書き換えませんか?
心の傷は、正しいナビゲートがあれば、必ず「強み」と「知恵」に変えることができます。
まずはあなたの感受性をチェック、あるいは無料体験説明会へお越しください。
この記事の責任編集者:安藤 絹子
(米国催眠士協会NGH公式認定CI / 催眠療法士)





