前世療法 体験実録と学び
個性あふれる前世体験
こちらでは実際の前世療法セッションの中でクライアント様が体験された前世を紹介しています。前世療法のセッションの中でクライアント様が体験される前世のストーリーは本当に様々です。
前世療法とは前世を確認するようなものではありませんが、潜在意識が見せて来る前世のイメージはその方自身の色合いがあります。
なぜこのようなイメージが前世のイメージとして出て来るのか、本当の前世かどうかを確かめることは出来ないのですが、その方の奥深くにある潜在意識から浮かび上がってくるものであることは確かです。
中にはリアルにありありと体験される方もいて、多くの方は感情が溢れて涙を流して深く癒されます。
潜在意識が伝えて来るメッセージ
全てはその方自身からのご自分へのメッセージであり、気付きを得るために潜在意識が見せて来ます。
実際のセッションの中では細部でいくつもの場面が展開し、登場人物が現世の誰かと重なっているケースなどもありますが、ここでは大まかな流れに限定してご紹介しています。
しかしながらどの人生もリアルな複雑な心の葛藤があり、そこで人間が生きていた息吹が感じられる人生の展開になっていることに驚かれることでしょう。
セッションでの内容は前世療法セッションを体験された方が伝えて来たイメージを記録したものの一部であり、個人が特定される情報は含まれず、またその方の現状との関連性についても触れていません。退行催眠に入っている時間は1時間以上ですが、体験された前世の人生の大筋を100文字程度にまとめて紹介しています。 また、セッションから得られたクライアント様の学びの一部をご紹介しています。 |
1. 自己許容と自己信頼 A様
フランス 女性 貴族の家に生まれ、領主の元へ嫁いで子供を持つがクーデターが起こり、夫は捕まる。他国への亡命先で別の男性と結婚。無学な自分は彼から様々な教養を得る。自分のサロンで若い男性と恋に落ちるが夫を裏切れずに添い遂げる。晩年は修道院で暮らし、最期はシスターたちに囲まれて息を引き取る。 受け取られた学び 自分責める必要はない、相談を受けてもよく人の心がわかるのはこの前世の経験があるから。自分を信じて、頼りたいときは人を頼っていい、自分を許すこと。 |
2. 悲しみからの脱出 M様
日本 邪馬台国時代の女性 部族の長 女性でありながら、長の継承者となって部族を率いている。ある日、不意打ちで他部族からの襲撃に合い、家族を失なってしまう。生き残った部族を率いて過酷な人生を生き抜いて最後は定住の地を見つけ、仲間に感謝しながら生涯を閉じる。 受け取られた学び 大切なものを失う悲しみから抜け出ることはできる。悲しみにとらわれないでいれば、その後に心許せる人と出会えて、人生の最後まで一緒にいることができる。 |
3. 人に尽くすよりも自分を大切に S様
ヨーロッパ 男性の医師 野戦場で傷ついた兵士たちを助ける青年医師。次から次に運ばれて来る生死をさまよっている兵士をただ必死になって助けている。医療施設も薬もない状態で必死に負傷兵を助けながらも若くして過労で命を落とした人生。 受け取られた学び 人を助けても助けても死んで行ってしまうことと、人に尽くして一生懸命一生懸命やっても実らず、限界まで達してしまう今の人生とのリンクを感じる。もっと自分を大切にする。自分のことをもっと考えて信じること。 |
4. 人を頼らない前世から現世では許しを学ぶ M様
ヨーロッパ 男性 もともと薬草などの知識があったが、妻を亡くしたことで妻を助けられなかったことから、薬草の猛勉強を始め医学薬学の道へ入る。その後は研究一筋に生き、新楽開発によって多くの命を助けることを目指すが、50代になって志半ばで無念ながらも病死してしまう。 受け取られた学び 前世では人を頼らないで生きてきたので、今回はもっと人に頼って甘えてもいい。その中で見えてくるものがある。自分の弱みを人に見せていい。本音を言って、弱さを認めて楽に生きる。 |
5. 周りの評価より自分の満足を大事に E様
イギリス 近代 女性 裕福な家庭に生まれるが不満がつのる生活から職場で働いても解消されない。仕事は順調にこなして、責任者までなって行くが、本当に心が満足しているわけではなかった。その後の結婚し子供をもって大変ながらも本当の家族の愛を知って人生に満足していく。 受け取られた学び 平凡だけど家族も持てて幸せな人生だった。前半は鏡ばかり見て外見に囚われ、仕事も本当にやりたいことではなかった。周りを気にして生きるのではなく、自分の好きなように生きること。 |
6. 待ち続ける人生を終わりにするために K様
ヨーロッパ中世 女性 結婚後、幸せな生活から一転、夫が仕事の遠出で何かに巻き込まれたまま帰って来ない。探しに行きたいが帰って来た時に迎えてあげたいという思いもあり、家を出ることが出来なかった。ただひたすら夫の帰りを待ち続ける人生となる。 受け取られた学び 待ち続けることで終わらない人生にするためには、一歩を踏み出すこと。自分を信じて行動を起こすことは難しくない。自分ができることから始めることで、前世の自分に報いることができる。 |
7. 波乱万丈の人生の中でのつまづき H様
日本 江戸時代 女性 山村出身だったが町で暮らすようになる。最初の夫とは別れて次の夫と一緒になるがうまく行かず、自分で商売を始めてそれなりの暮らしをするようになり、自立して行った。自由を貫いた人生だったが、最後は家族に看取られ生涯を閉じる。しかし結婚の失敗の傷が癒えずにいた。 受け取られた学び 波乱万丈な前世だったが、失敗の傷が癒えずに、今生まで引きずっていることが理解できた。自由に生きた前世の経験からもっと自信をもっていいと思えたし、前向きになれた。 |
8. 孤独な人生から協調へ M様
イタリア シリア島 1800年代 男性 学者で船の設計を専門としていた。船舶の現場工事作業がなかなか進まずミスも多いため、作業員を尻目に一人黙々と現場で作業にあたるようになる。努力の甲斐あって大きな船舶が完成する。生涯孤独でありながらも流通の発展のために使命に尽力した。 受け取られた学び 何かをやり遂げたことは喜びではあるが、人と共同することや共有することは自分の課題だと思えた。一人で突き進んでも、周りがついて来れないことやできないこともあることを理解することができれば、もっと大きなことができる可能性がある。 |
9. 前世から引きずる罪悪感 R様
ヨーロッパ 女性 裕福な家の生まれで、好きな男性との結婚を両親に反対され勘当されたが、その後夫との間に子供が生まれ、幸せな暮らしをしていた。ところが夫が身体を壊して病死。夫を早死にさせたという罪悪感がずっと残り、自分を責め続けていた人生。 受け取られた学び みんなの顔を見ていて様子をうかがう前世だった。全ては取り越し苦労で登場人物の深い愛情が理解できた。自分が気付いていけば周りは愛していくれることがわかる。不必要に自分を責めることをずっと引きずっていた。自分を後回しにしないで生きること。 |
10. 孤独な人生の終焉 K様
トルコ イスタンプール 1800年代後半 男性 港町で荷物の運搬の仕事をしている。若い頃に心を通わせた女性をずっと思い続けながら会うことが出来なかった。待ち合わをしたが会いに行かなかったことで、自分をずっと責め続け、罪悪感を抱えたまま、晩年は身体を壊してしまい病死した人生。 受け取られた学び 一人を好む、寂しい気持ちを抑えて一人でいるのは前世から引きずっている。自分を抑えないでもっと素直に行動すれば寂しい孤独な気持ちはなくなっていく。自分を抑えないようにすれば、人と繋がり、関係はもっと深まる。もっと周りに甘えていい。 |
11. 本当に価値ある人生とは N様
イタリア 中世 男性 海の近くに暮らし、妻が病の時は看病をし、生まれて来た家族のために働く働き者。時には出稼ぎで遠くで一人で暮らし、働きながら家族に思いを馳せていた。晩年は穏やかに最後は家族に囲まれて亡くなる人生。 受け取られた学び 孤独な時間が多かった前世だったが、愛する人に囲まれた晩年は充実した人生だった。家族のために生きる人生は地味であっても価値のある尊いもの。 |
12. 自分の中の愛を呼び起こす T様
アメリカ 男性 幼少期に苦労をし、家族と共に幸せに暮らしていたが戦争となり兵士となって戦地へ。終戦となり敗戦、自分は無事に家に帰れたが多くの仲間がなくなり、生活に困窮している状況で戦争孤児を幾人も引き取って自宅で育てる。流行り病で死去。 受け取られた学び 地位などに関心がない人生。村人に虐められるが、困った時には必ず助けてくれる人がいた人生。人とのかかわりの中で幸せを感じること、孤児を引き取り愛を向けていた。自分の中にある愛を呼び起こすことができた。 |
13. ヒーラーの役割は今生も続いている U様
ネイティブアメリカン 男性 薬草や癒しで治癒を起すヒーラーとして部族の人々のテントを回っていた。村が襲撃に合い、ただ一人の家族である娘を守れず。娘の死後も村人を巡回して癒しを行っていたが、娘の喪失感は生涯埋められられなかった。村人を癒しながら「何のためか」と自問していた。 受け取られた学び 自分とはどんな存在か。その問いかけをずっと前世でも繰り返していた。現在もヒーラーとして寄り添い、どうですか?と聞くことから相手と繋がり、てあてをする。現世でも同じことをしてこの関りの中での自分の役割を理解できた。 |
14. 頑張らなければいけない人生 S様
ギリシャ 女性 女性でありながら剣士であり、国に腕を買われて家族と離れて城の護衛に勤め、その後教育係として勤務していた。国からの命令で逆らえず家族を犠牲にしてきたが、最後は子供たちに囲まれて息を引き取ることができた。 受け取られた学び 強くなるために必死だった人生。自分の幸せを考える時間は持てなかった。頑張らないといけないという強迫観念は今もずっとある。自分が幸せになる選択をすること。頑張らないといけない人生から、自分の置かれた状況を楽しめる人生に。 |
15. 問題を避けずに向き合うことを K様
イギリス 城で勤務している男性 命令に忠実であり、早くから出世をして司令官の身分で家庭を持つ。戦争で勝利するが敗戦した敵国に対しての罪悪感も感じている。妻に抱く晴れない疑念や葛藤に苦しみながらも高位を得て昇進。晩年は新天地を求めて移住。心の平安を取り戻して行く。 受け取られた学び 戦争しないといけない地位にいた。今も敵対する組織と闘っているところがリンクする。感情的にならずに冷静であること。大切なのは家族と向き合うこと。ずっと家族に疑いが晴れなかったのは、しっかり向き合わずに、心に蓋をして来たから。 |
16. 大切なものを守るために必要な決断 N様
スイス 男性 牧場経営 あることから経営していた牧場を売ることになり、手に入れた金で人生の歯車が狂ってしまう。酒浸りの日々を過ごしながら、好意を寄せてくれる人も信用できずに人生がうまく行かない。生きがいであった牧場を売ったことを後悔しながら最後は酒の事故で溺死してしまう。 受け取られた学び 自分が手放したくない信念があるならば、手放してはいけない。なにが守りたいものなのかを見極める。本当は何が大切なのか。向き合うべき人と向き合って行くこと。大切なもののために決断が必要な時が来ている。 |
17. 自分を許すことで幸せに出会う H様
イタリア 近代 女性 貧しい家に生まれ、結婚したがうまく行かず、夫はその後病死。子供を抱えて果実園で働くことになるが、経営者の老夫婦の世話になり、子供がいなかったので果樹園の後継者となっていく。その後再婚も果たし、夫と共に果実園を続けて行く人生。 受け取られた学び 幸せをあきらめなければ必ず幸せはやって来る。「幸せになっていい」と自分を許すこと。誰かが言ってくれるのを待つのではなく、自分で許して自分を解放する。我慢せずに、自分らしく生きること。 |
18. 抑圧した気持ちは自分を許すことで解放 H様
ギリシャ 男性 家業のオリーブ作りに精を出す毎日。仲の良かった妹が金持ちの家に嫁いだが、自殺してしまった。その原因であった宗教弾圧を訴えて武器を持って権力者のいる教会へ向ったが返り討ちに合ってしまう。復警を果たせず命を落としてしまった。 受け取られた学び 気持ちを隠して不満を抱えて生きるよりも、気持ちを表して折り合いを付けることが必要。前世では妹を助けられなかった自分を許せばよかった。今生では、相手も自分も許すことを学ぶこと。 |
19. 人を許す前に自分を許すこと O様
オーストラリア アポリジニの男性1900年代初め 孤児であった自分を育ててくれた白人のお爺さんに多くを学ぶ日々の中でお爺さんが事故で岩場から転落死。助けられなかった罪悪感と喪失感にさいなまれる。その後教員となるが妻とはうまく行かず離別。仕事でも裏切りが発覚し、晩年は寂しく、時に過去の思い出にふける。 受け取られた学び 我が子でもないのに可愛がってくれたお爺さんは無償の愛を教えてくれた。孤独になるのが怖く、執着していたが、この体験で愛を実感できた。自分も人を許せる人間になりたい。そのためには、自分自身を許すことが必要。 |
20. 自分を認めると承認欲求がなくなる S様
スペイン 1800年代 女性 若い頃に好きな男性がいたが別れてしまい、別の男性と結婚。その夫を心から愛せずに長年暮らし、生活の安定のために夫婦という形をとって来た末、夫の死を迎える。複雑な気持ちでありながら最後までもやもやとしたものが残る人生であった。 受け取られた学び 周りに認められたいというのは今も自分に通じている。そのためには自分を認めること。周りを気にする必要はなく、自分がよければそれでよい。自分で自分を認めると周りの承認が必要なくなる。 |
21. 後悔しないための生き方 C様
イタリア 女性 貧しい家に生まれ、家族のために子供の頃から働く。大きな屋敷に住み込みで働くメイドとなる。母も祖父母もなくなり、家に帰ると一人になってしまった。ずっと家族やまわりの人のために働いて生きて来た人生を振り返るが、晩年は足を悪くしてあまり動けずに暮らしていた。 受け取られた学び 人に尽くすばかりで自分のことはおざなりで、生活に追われた人生に後悔があった。人の顔色をうかがったり、やりたいこと、自分のことは後回しにならないように、今生では自分のやりたいことを我慢しなければ生きる楽しさを見つけて行くことが出来る。 |
22. 前世での人間関係の問題を今生で解決 M様
ドイツ ユダヤ人1900年代半ば 男性 ナチスに見つからずになんとか逃げ延びることが出来て、終戦を迎えた。子供の頃に手伝っていた果実売りの経験から店を作って経営が軌道に乗る。過労で妻が倒れ、身内に厳しかったため息子とうまく行かず、晩年は財を築き生活の不安はないが心は孤独を感じながら死去。 受け取られた学び 前世からのつながりで、義母にできなかったことを今世で看病をすることで返せた。稼業を継いだことで母には罪を償うこと罪滅ぼしが出来たので父が亡くなってそれが終わったことが理解できた。肩の力を抜いて、流れに身を任せるスタンスになれる。 |
23. 前世が思い出させてくれた誇り A様
日本 江戸時代 男性 家庭を持っていて、大工から材木商などのビジネスも手掛けるようになり成功していく。自分との闘いも常にありながらも、妻や仲間からの援助を得て、そして頼られて、どんどんと人生は展開していった。信頼を得るために努力をしていた人生。 受け取られた学び 自分なりに努力していた前世を体験できて、これからの人生を生きていく自信を持てた。助けてもらう人生は今も変わらない。協力してもらったからできたことばかり。感謝を忘れないで周りの人を大切にしたい。 |
24. 自尊心の回復と自分への愛 Y様
ギリシャ 祈祷占い師 予言が当たることで国に雇われたが嵐の到来で城に大きな打撃を受けて失職する。離れていた家族を探して会いに行くがそっけない態度に淋しさを感じる。子供たちに勉強を教える場を作り、教えることで家族に代わる絆を深めて晩年は過ごして行く。 受け取られた学び 家族関係での寂しさはいまも共通するが、子供たちを教えていた自分には愛があることは実感できた。期待に応えられないというプレシアが今も人生を混乱させている原因なのは理解できる。もっと自分を大事にしたい。 |
25. 前世からの罪悪感から解放する S様
ヨーロッパ 男性1900年代 警察官を仕事として日々任務にあたっていたが、妻を病気で亡くし、仕事ばかりをしていた自分にひどい罪悪感を抱く。子供たちは成人していくが、妻のことについては一生悔いが残っていた。これが果たして幸せだったのかと、ずっと自問し考え続けていた人生。 受け取られた学び 前世の罪悪感が一歩を踏み出せない原因であることはよくわかったのと同時に、もう手放していいものであることも理解できた。自分を責めるよりも、人に対してできることを考えていくことでいいと思えることができた。 |
26. 死生観が変わる体験 I様
日本 江戸時代 女性 貧しい家に生まれたが、大きな屋敷に働く女中となり、時々外を眺めて望郷の念と父に思いを馳せる。好きな男性が現れ彼と暮らし始めるが、彼の仕事がうまく行かず借金が嵩む。迷惑をかけたくないと告げて彼は去って行ってしまう。彼を待ち続けたまま病に伏せ、結核で死去。 受け取られた学び 前世の自分はひたむきに生きてはなくに亡くなってしまった。今生も大変な人生という点で、かなりリンクしているが、このままでいくと、孤独な人生のまま一人で死んでいくことは避けたいと思った。もっと心を開いて人と関わっていきたい。 |
27. 怒りの源は前世から引きずる無念さ N様
インド 男性 いくら働いても楽にならない貧しい生活を強いられ、権力者から弾圧を受けていることに怒りを抱え、周りに止められても聞かずに、正義感から一人反逆し、宮殿に忍び込んで捕まり、処刑されてしまった。死ぬ瞬間には強い後悔があり、愛する家族の姿を思いながら死去。 受け取られた学び 自分の中に抑圧された感情は怒りであったことがわかった。自分の正しさが理解されないこと、行き場のない思いを抑えている自分に気づくことができた。今生ではもっと自分に目を向けて自分のために生きることが課題だと思えた。 |